Figma Design Basicsから学ぶ: デザインリサーチの要点

This entry is part 5 of 9 in the series Figma Design Learning Program

https://www.figma.com/ja/resource-library/design-research/

本記事は、Figma社が提供するDesign Basicsコースから「デザインリサーチ」に焦点を当て、その要点と重要性を私の視点からまとめました。この記事を通じて、デザインリサーチの核心を掴む手助けとなれば幸いです。

リサーチプロセスを経ることで、デザイナーは顧客の気持ちを代弁できるようになり、提供するソリューションが顧客に刺さることになる
リサーチの質を高めるためには、顧客と接する時間を増やす
同業他社のデザインと比較したり、AB テストを実施してソリューションの質を高める

Design Research – デザインのために調査する

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リサーチはデザインプロセスの一つで、顧客がソリューションを必要としている「問題」を発見することを目的としています。ここでの最大の目標は、人々の問題を理解することです。

リサーチは一回こっきりのプロセスではなく、製品リリース前後で何度も実施することになります。

顧客を理解することで、あなたは顧客の気持ちを代弁できるようになります。それは同時に、ソリューションが顧客のニーズにベストマッチするということでもあります。顧客の視点で世界を見ることができ、あなた自身のバイアスを排除することにも繋がります。

リサーチのゴール

リサーチフェーズを始めるために、まずは顧客の問題について、わかっていることと分からないことを明確にしましょう。新たな仮説を思いついたり、あなたの想定が検討はずれでないかどうかが分かるようになります。

リサーチのゴールは以下の質問に答えられるようになることです。

誰がターゲット顧客ですか？
なぜ顧客はあなたのプロダクトを使うのですか？

顧客のモチベーションはなんですか？
顧客はあなたのプロダクトに対して何を期待していますか？
現在、顧客はどのようにして解決しようとしている問題に対峙していますか？
これらの質問はあなた自身や、あなたのプロダクトにどのような関連がありますか？

紙ベースのものや、デジタルツールを用いてプロトタイピングを作成し、デザインプロセスの早期に用いることはとても良い戦略です。そのほかには、1 on 1 インタビューを実施したり、リサーチを得意とする会社に調査をお願いするなども有効です。

Firsthand Research – 最初のリサーチ

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顧客の問題に対するソリューションを見つけたら、あなたは顧客にインタビューし、提案したソリューションが実際に顧客の問題を解決しているのかどうかを知りたくなるでしょう。

このインタビューは、対面でも、オンラインでも、顧客の現場でも構いません。食料品店が顧客であれば、実際に食料品店に赴き、そこで買い物をしている買い物客に話を聞くのもいいでしょう。

Customer interviews – 顧客へのインタビュー手法

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洞察を深めるために実施する、顧客へのインタビュー手法としては、以下のような手法があります。

個別のインタビュー
フォーカスグループ

Secondhand Research – 2番目のリサーチ

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ここでは、インタビューの後に実施すべきリサーチについて述べられています。

競合製品との比較
競合コンテンツの分析
研究機関の公開情報の活用
自社製品の使用状況の調査
組織の理解
研究結果の共有

顧客と自分たち自身の視点だけでなく、競合製品や公開情報を参照してより広い視点を持つことが重要であるということです。また、改めて自分たちの製品を深掘りしてビジネスゴールを改めて確認するなどが重要となってくるということです。

Design Beyond Desktops: User Research Immersion - Google Design

Learn UI/UX design research beyond the screen with Google’s field trip guide.

Immersion Trip

デザイナーや開発者などのチームがエンドユーザーの日常の環境や文化に直接触れ、その体験を通じてユーザーのニーズや振る舞いを深く理解するためにフィールドを訪問すること。Googleでは、エンジニアからプロダクトマネージャー、マーケティングリーダーまで、イマージョントリップに参加することを奨励しています。