Date | @Feb 14, 2021 |
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Location | St. Mary’s Stadium |
Match URL | https://www.premierleague.com/match/59133 |
Before Match
いずれのチームも初観戦、かつ知っている選手も少ないので、まっさらな状態で観戦することに。442と343なので、両チームともに、最終ラインに1枚余る形だが、中盤の形が異なる。SHとWBの押し込み加減が試合の流れを決めそうなフォーメーション予想。
Home Team SOU 442
南野移籍後2戦目。移籍後初戦の前試合は結果だけ見れば上々といえる。継続してよいパフォーマンスできるか、が注目。
Away Team WOL 442
DAZN解説によると、前線のキープレイヤーである、ラウール・ヒメネス不在の影響が大きいとのこと。コナーコーディのキャプテンシーやフィードも注目したい。なお、コーディーはプレミア100試合目の節目。
なお、知ってる選手としては、フィジカルゴリゴリのトラオレと、ウイイレで、若手スカッドで使っているスパサブ持ちのCFファビオシウバ、控えのGKルディもヘアスタイル的に知っている。ちなみにネトは2文字スカッドとして獲得したかったができなかった選手。欠場中のボリ、というのも、ヘアスタイルスカッドのボリかな?ウルブズには色々因縁?めいた選手がいた。
Timeline
1st half
0
S:南野はLSH、RedmondがTopに入る形
1
LSHの南野が相手RHVにプレスをかけにいく
DHの6Romeuのところで奪って、ショートカウンター。前線は3対3の状況に。南野がWOL22のSemedoをうまく消しながらプレスをかけ、数的同数をつくったことで生まれたチャンス。試合開始早々から南野が試合を動かす。
10
S南野の最終ラインへのプレスは最初だけで、その後は中盤の位置での守備となっている
WOLはかなり弾いて守る局面も。
17
S:Romeuがイエロー、DHとしては少し早い時間帯か
22
WOLは前線にボールが入った後、ゴール前に迫る形がない。トラオレやネトの個人技にかけるなら、もっと仕掛ければよいが、チームで崩そうとしているような感じにも見える。SOUがしっかり戻っているということかもしれない。
24 Goal 1 – 0 Ings
RSBが上がりつつ、RSHのArmstrongが中に切れ込む。
9 Ingsはこのあとフリーになり、そのままゴール前へ。特段気の利いた動き出しをしているようには見えなかったので、WOLがマークに付ききれなかったというミスに近いかたちかもしれない。
ここで、WOLのディフェンス陣は、もっと人につかないといけない。特に相手の得点源に対しては。
19 南野がRSHの位置にいて、うまく相手DFをひきつけていることがわかる。WOLはエリア内に6枚いるが、3枚のSOUにフリーでシュートを打たせてしまう。しかし、このダイレクトボレーは技術が高し
SOUは2Topと2SHがフリックしたりすることで、3バックのサイドのスペースをうまく付く、あるいは前線からのハードプレスでチャンスを作ろうとする狙いが見えた。一方WOLは攻撃時の狙いが見えてこない。アタッキングサードまでボール運ぶも、その先に行けず、ボールを奪われたり、バックパスしてしまうなど。とはいえ、両チームともにシュートシーンにつなげることができていない。後半運動量が落ちた頃に、どういった切り札をきれるか?という展開になりそう。
S4:Vestergaardがファン・ダイクばりのワンステップでの精度の高いロングフィードを2回ほどみせている。
自分が監督なら?
SOU
Ward-ProwseのFKが武器ということなので、ボールの持てそうな、両SHに仕掛けさせてファールをもらってみるのも面白いと思う。飛ばし過ぎて、急激に運動量が落ちることにさえ注意すれば、流れとしては問題ない。
WOL
シュートシーンを作りたいため、アーリークロスを多くしてみるのはどうだろう?あるいは、トラオレのアイソレーションを増やして、個の力で打開するなど。CFの仕事に少し不満があるので、うまく活用できないなら、選手を変えて流れを変えるのも一手かも。
2nd half
WOLはNetoとTraoreを左右逆にして後半に望む
18歳ファビオシウバに、現地カメラも注目。「William JoseよりFavio Silvaだろ」と言わんばかりだが、これには同意。
52 1 – 1 Neves
トラオレの横へのゴリゴリドリブルから、相手のハンドを誘いPK獲得。そのまま決める。SOUは後半から少し形を変えたところ、うまくハマりCK獲得したり、ゴールに迫ることができた。SOUはそれに対して少し受けてしまったところ、PKを与えてしまう。
57
この時間帯まで、WOLがかなりボール保持している。後半開始からインテンシティを高めてきている。前半温存していたのか、水沼さんが言うように、ハーフタイムに檄を飛ばされたのかはわからないが、ここまで奏功している。合わせて、南野がボールに触れなくなってきている。
62 南野Out
後半開始早々の押し込まれるところ
66 Goal 1 – 2 Neto
前線のプレスから、マイボールにし、右サイドのネトに。鋭い切り返しでVestergaardをかわし
逆サイドのサイドネットに見事なコントロールカーブで決める。まさに個の力で打開したゴール。前半開始早々のSOUのプレスを逆に再現したような格好。
68 WOL: Jonny Out, SOU: Armstrong
70 SOU: Walker Out 負傷交代
72 Ward-Prowse FK
注目のFKをもNetoが強かに近めに壁を作り、壁に当てることを成功
SOUは3412のような形に。
89 WOL William-Jose Out
個人的に注目のファビオシウバ投入。William-Jonesをよく我慢して使っていたなとう印象。結果的に勝てているので、結果オーライか。
93
パワープレー仕掛けるも、シュートまで至らず。
このまま試合終了。
Summary
前半は完全にSOUのペース。一方で後半はチームが入れ替わったかのようにWOLペース。後半からネトとトラオレの位置を入れ替えたものの、戦術的に大きく代わったところはないので、どちらかというとメンタルやモチベーションの問題でSOUが押し込まれる展開になってしまったのだろう。これでSOUはリーグ戦クラブワースト記録の6連敗とのことだが、連敗中のチームがいい感じで試合を進め、1点リードで後半を向かえるときに、「守り」の気持ちが芽生えてしまったようにも思える。その「守り」の気持ちが、ネトやトラオレといった個性を活かすことにつながったのではないだろうか。サッカーが理屈だけではないことを改めて考えさせられる試合だった。
選手一人一人を振り返っても、SOUの選手がそこまで悪い感じはないのに、とても不思議な試合だった。
MoM
他サイト
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ウォルバーハンプトン・ワンダラーズがサウサンプトンに2-1で勝利し、ペドロ・ネトが見事なゴールを決めた。 前半はサウサンプトンが主導権を握っていたが、25分にスチュアート・アームストロングがダニー・イングスにクロスを送り、1月4日以来のゴールを見事に決めてリードを奪った。 しかし、ウルブズはブレイク後に立ち上がり、ネルソン・セメドのシュートがライアン・ベルトランドの手に当たった後に与えられたルーベン・ネベスのペナルティで同点に追いついた。 ネトは66分、ヤニック・ベスターガードをかわしてタイトな角度からカーブを描いたシュートを放ち、逆転に成功した。 この日のサウサンプトンは、チェ・アダムスのゴールで1点差まで詰め寄られ、6連敗を喫した。 ウルブズはアウェーでの7試合ぶりの勝利で12位に浮上した。