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[GCP Cloud Functions Tutorial] Pythonクイックスタート(事前準備編1:プロジェクト作成、課金有効化)

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GCP Cloud Functions のチュートリアル、最初の入口である「Python クイックスタート」ですが、Cloud Functions に触れるまでに以下のような事前準備が必要になります。

  1. プロジェクトの作成
  2. 課金の有効化
  3. 必要なAPIの有効化
  4. 認証情報の作成

今回の一連の投稿はイチから始めることを想定しているので、すべて解説していこうと思います。ここでは、1. と 2. について解説していきます。

プロジェクトの作成

Cloud Functions に限らず、 GCP で何かを動かす場合には「プロジェクト」を作成することになります。以下の URL から、プロジェクトダッシュボードを表示し、「プロジェクトを作成」をクリックしてプロジェクトを作成していきます。

Google Cloud プラットフォーム
Google Cloud Platform では、Google と同じインフラストラクチャでアプリケーション、ウェブサイト、サービスを構築、導入、拡大することができます。

プロジェクト名などを適宜入力して、作成をクリックします。

今回は「Sample for Blog」という名前でプロジェクトを作成してみました。

次に課金の有効化を実施していきます。

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課金の有効化

GCP を利用するためには、お試し利用であれ、課金を有効化する必要があります。クラウドコンピューティングとはいえ、実際にはどこかにあるデータセンターにあるサーバを稼働させることになるため、ここは当然と言えば当然といえます。私自身もそうでしたが、特に個人で利用しようと思ったときの最初の大きな(主に心理的な)ハードルはここかもしれません。

なお課金の有効化というと、いきなり請求されてしまうように思う方もいるかもしれませんが、GCP には、毎月の無料枠というものが存在します。例えば、 Cloud Functions に関しては、執筆時点では以下が無料枠として定義されています。

  • 200 万回の呼び出し(1 か月あたり、バックグラウンド呼び出しと HTTP 呼び出しを含む)
  • 400,000 GB 秒、200,000 GHz 秒のコンピューティング時間
  • 5 GB の下り(外向き)ネットワーク(1 か月あたり)

お試しの関数を少し動作させる程度であればよほどのことが無い限り請求されることはないのではないかと思います。詳細については、https://cloud.google.com/free/docs/gcp-free-tier/?hl=ja#cloud-functionsを参照ください。

前置きが長くなりましたが、課金の有効化を進めていきます。

GCP コンソールから「お支払い」をクリック

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GCP のコンソールで作成したプロジェクトが表示されていることを確認し、左上のハンバーガーアイコンをクリックし表示されるメニューから「お支払い」をクリックします

すると、以下のような画面が表示されます。ここでは、請求先アカウントを新規作成していこうと思いますので、「請求先アカウントを管理」をクリックします。

そうすると、「課金」という画面が表示されます。ここで、「アカウントを作成」をクリックして、請求先アカウントを作成していきます。

名称、国を設定し、「続行」をクリックします。ここでは、名称として「sample for blog の請求先」という名称を設定しました。

次に、支払い方法を設定する画面になりますので、支払い方法を設定します。クレジットカードを追加する場合は、以下のような情報を入力することになります。

支払い方法を設定したら、「送信して課金を有効にする」をクリックすることで、課金が有効になります。

課金を有効にした後、再度 GCP コンソールの左上のハンバーガーメニューから「お支払い」をクリックして、課金情報の内容を確認していきます。

すると、請求先アカウントに先程作成したものが追加されていることが確認できます。

なお、ヘルスチェック列に電球アイコンがついており、警告があることを教えてくれますので、この電球をクリックして内容を確認してみます。

1つ目の「予算アラート」に関しては必要に応じて設定することで、突然の予想外の請求を防ぐことができますので、設定しておくのが良いと思います。

2つ目に関しては、この後プロジェクトにリンクすることで警告が消えます。

請求先アカウントをプロエジェクトにリンク

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作成したプロジェクトに、これまた作成した請求先アカウントをリンクしていきます。再び、 GCP コンソールから「お支払い」をクリックします。

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先程は、「請求先アカウントを管理」をクリックして請求先アカウントを作成しましたが、今回は、「請求先アカウントをリンク」をクリックして、作成した請求先アカウントをプロジェクトにリンクします。

プルダウンから、作成した請求先アカウントを選択し、「アカウントを設定」をクリックします。

この画面が表示されると、リンクの設定が完了しています。

ここで、再度 GCP コンソールから「お支払い」をクリックします。

すると、パッと見先程と同じ様に見えますが、左側の文言が「リンクされた請求先アカウントに移動」に変わっていますので、これをクリックします。

先程の、作成直後と同じ画面にきました。

同じ画面に「請求のヘルスチェック」という項目があるので、「すべてのヘルスチェックを表示」をクリックしてみます。

請求先アカウント作成直後は2つとも電球アイコン(=警告)でしたが、2つ目はリンク済みのためOKになっています。

投稿のボリュームもいい感じになってきたので、 API の有効化以降の事前準備は投稿を分けてご紹介することにします。

まとめ

事前準備として以下を実施しました。

  • GCP プロジェクトの作成
  • 作成したプロジェクトへの課金有効化

ここまでの内容はチュートリアル上では、たった2行の内容なのですが、1から始める場合は中々のボリュームですね。しかも、抵抗感のある「課金の有効化」という作業もあるため、二の足を踏んでしまいがちですが、本投稿が一歩踏み出す助けになれれば幸いです。

引き続き、事前準備編2で残りの事前準備について解説していきます。

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